生きてるだけで精一杯。
SS戦闘記録
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神のみぞ知るセカイ01 2008.07.16.小学館刊、少年サンデーコミックス。作:若木民喜
粗筋──
 地獄から脱走した魂「駆け魂」回収部隊の落ちこぼれ悪魔・エルシィは、人間界での活動の為「落とし神」の異名をとる女性関係の達人・桂木桂馬と契約。早速桂馬の幼馴染・高原歩美の魂に入り込んだ駆け魂を借り出す為に彼女と恋人になってくれと桂馬に頼むが、桂馬は飽くまで「二次元限定」の落とし神だったのだ……果たして、桂馬のゲーム理論(ぉ)はリアル女に通用するのか!?
 ラブコメの持続的発展は非常に難しい。まず読者に興味を持って貰う為には、魅力的なヒロインを出さねばならない。だが、ヒロインが魅力的であればある程連載は続き、読者に飽きさせない為にインパクトのあるサブヒロインを逐次投入し続けなければならない。結果、誌面にはエキセントリックなキャラが増え続け、何時しかストーリーは収拾がつかなくなり、ヒロインの性能は型落ち品となり、ヒロインも流石に10人以上は追加出来ないし、うーんじゃあそろそろバトルでも始めますかね編集さんそーっすねーそろそろっすかねーあーあと編集長が美男子も出せって云ってましたアニメ化したいんではーそすかじゃー今度その辺詰めましょういいお店見つけたんですよチー・イパイパですチー・イパイパですかチー・イパイパです(中略)幸運を、祈る。以上だ……ってな感じで連載が女神さま状態、或いは守護月天状態、あー最近じゃナギお嬢様も影薄いですねな展開になるのは必至である。
 これを避ける為には、「ネギま!」の如く最初から計画をきちんと立ててヒロインを30人登場させ、新ヒロイン追加によるgdgd化を避けるしか無いのだが、この手は赤松センセくらいの大家でないと出来ないしなぁ。うーん、矢張りラブコメはgdgdが宿命なのか……と、諦めかけていた小官が出会ったのがこの「神のみぞ知るセカイ」である。何とこの作品は、ヒロインを使い捨てにすると云う奇手を打ったのである。即ち、主人公がゲストヒロインに巣食う駆け魂を回収する為に恋人になるが、魂回収後はその記憶が無くなると云う非常に御都合主義な──正に「それなんてエロゲ?」な──設定で恋人になるまでの「一番美味しい」部分を切り取り、リフレインしているのである。なるほど、この作戦で行けばヒロインの数が増え過ぎて読者が名前を覚えられないと云う事も無いし、毎回キャラが多過ぎて訳が分からんと云う事態にもならないし、何よりインパクトのあり過ぎる後発キャラがメインヒロインを上回る人気を博しても十分対処可能だ。正に全自動ラブコメジェネレーターと呼ぶに相応しいシステマチックな構造である。素晴らしい、ラブコメは後十年は戦えるぞ。

 まーシステムが優秀でもストーリーが詰まらないとアレなんですが、メインヒロインのエルシィはいい子だし、サブヒロイン達のシナリオもお約束とは云いながら適度に意外性があるし、コマ割りも分かり易いし、結構いいんじゃないでしょうか。EDテーマが流れた時には、本当に打ち切りになっちゃったのかと心配したほどですw
総評:裏表紙の今回のヒロイン紹介みたいなコーナーが良かったです。これのお陰で、コミックスが立ち読み出来ない様に包装されていても、どんな内容なのか一目で分かりますw あれこれ言われるサンデーの編集ですが、有能な人は確かに有能なんですよねぇ。
 評価は☆☆☆☆☆。次の巻が本当に待ち遠しい一冊です。
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テーマ:コミック - ジャンル:本・雑誌



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