生きてるだけで精一杯。
SS戦闘記録
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 2008.07.07.講談社刊、講談社ノベルス所収。著:輪渡颯介。
粗筋──
 怪談嫌いの苅谷甚十郎は兄弟子の頼みで百物語に出席するが、百話目にして主催の和泉屋が失踪してしまう。甚十郎は謎を解く為に奮戦するが、そのヒントは和泉屋の怪談や過去の怪奇事件に隠されていた。果たして、怖がりの甚十郎はこの事件を解決出来るのか? 怪談ミステリー第二弾らしいです(第一弾は未読)
 耳袋っぽい怪談パートと、事件パートが交互に進行するが、文の形式が完全に違うので読み難いと云う事は無い。ただ、折角詳細に語った百物語と事件の関連性がやや薄く、拍子抜けなのは残念。黒幕がヘタレでオチも弱いんですが、こっちはわざとかも知れません。黒幕がこれだけ苦労して獲得しようとした剣術師範の話も、黒幕とは全く関係ない「予算の都合」で立ち消えだし。
 他方、キャラクターの個性は十分。怪談嫌いの狂言回し・甚十郎、真面目なワトソン・辻村鉄之助、そして傲岸不遜な名探偵役の左門と味方陣営の役割分担はバッチリだし、敵方も剣士の誇りを持っていたりとなかなか。時代劇には珍しいキャラ立ちでした。
総評:京極堂の寡占市場に切り込む勇気は買うが、作品の面白さは今一でした。評価は☆☆くらいで。
 ちなみに第一作はメフィスト賞受賞作なんだそうです。そっちの方が面白いのかな? 今度見かけたら買ってみようかと思います。
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2009/08/07(金) 07:04:11) | キャッチヘルブルース
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