生きてるだけで精一杯。
SS戦闘記録
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 2011.04.30.バベルプレス刊。ブルース・キャットン著、益田育彦訳、中島順監訳。
 日本では珍しい、ちゃんとした南北戦争通史。

 最初はてっきり、日本で良く有る南北戦争通史らしく、経済的要因や政治的経過ばかりを取り上げた退屈な本だとばかり思っていたのですが、読んでみれば各戦線の動きもきちんと書いてあり、戦争全体の流れを把握するのに丁度よい本でした。面白いエピソードも拾ってくれてますし、これから南北戦争を学ぶ人が読んでも、ある程度予備知識のある人が読んでも楽しめると思います。かく言う私も、アナコンダ・プランが「ノロマな蛇みたいな鈍重な作戦プラン」を嘲笑うアダ名だったなんて、この本で初めて知りましたしw

 ただ、地図が本文中ではなくカバー裏に有るので、電車で通勤の合間に読んでいた自分としては非常に見辛かったです。出来れば文中にも地図を入れて欲しかったです。例外的にp.233には南軍の最終的な状態が描かれているのですが、視覚的に分かり易く非常に面白かったです。海への進軍超こええwwwwwww こんな地図がもう少し、せめて章毎に欲しかったです。
 また、最後の人名辞典は帯に短し襷に長しの感有りですね。本文中では登場人物に関する紹介が殆ど無く、南北戦争に馴染みの薄い日本人には分かり難かろうと思って巻末に付けてくれたんでしょうけど、一人当たり数行ではどうにも焼け石に水です。画像は豊富で、面白かったんですが。

 とまぁ、色々文句を付けてしまいましたが、この時代の、しかも軍事面に多くを割いた通史が出るなんて奇跡に近い事なので、それだけでも大満足ではあります。値段も1600円と格安ですし。NHKのシリーズ南北戦争が見られない今、南北戦争ファンの基本の一冊と言えると思います。迷ってる方が居られましたら、何としても抑えておくべきです。

評価:☆☆☆☆★
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テーマ:歴史全般 - ジャンル:本・雑誌



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