生きてるだけで精一杯。
SS戦闘記録
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 田中芳樹が自分の小説の中で何度も取り上げたお陰で、知名度だけはぐいぐい上昇した美形将軍・蘭陵王高長恭の小説が遂にキター!
 と思いきや、内容はイマイチ。冒頭のシーンとか、いきなり登場人物がズラズラ横一線に出てきて自分の立場を述べたり、主人公とヒロインが幻想的な中で出会ったり、京劇を意識してるんだろうなぁと言うのは分かるんだけど、日本じゃ流行らないと思いますよ、そういうコテコテなの。
 登場人物も狂言回しの仙人の弟子だけが活躍し、配下の武将や同僚の将軍も非常に平板。銀英伝で見せたあの群像劇は一体何だったのかとがっくりするばかりです。戦略・戦術もそんな凄い話じゃなくて、蘭陵王がちょいと捻れば敵の兵隊がバタバタ倒れて大将は速攻死亡と言う芸の無い展開ですし。なんだかなぁ。

【総評】:どうも物語が平板。もっと話や脇役どもを膨らませて三冊書くか、或いは蘭陵王以外にも南北朝時代の面白いキャラを並べて短篇集にして、蘭陵王は飽くまで表題作扱いにするか……もっと最初のコンセプトデザインの段階から「この作品を頭の先から尻尾までアンコ一杯の面白い作品にしてやるぜ!」と言う熱意を持って取り組んで頂きたいです。作家が悪いのか、編集が悪いのかは知りませんが。
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テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌



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