生きてるだけで精一杯。
SS戦闘記録
『魔狩人九音 〜悦楽の饗宴〜』 著:山河勇/イラスト:流星マブ
 ヒロインの退魔師九音が触手を使うマッチョな髭オヤジに捕まってぬっちょんぬっちょんに犯される話。
 最後の最後に逆転してハッピーエンドになるので、陵辱系がダメな人でもok。尤も、きっちりレイープされてハッピーも無いだろうとは思わなくも無いが。

 エロの分量と濃度は「これぞエロライトノベル」と太鼓判を押してお勧め出来るレベル。何しろ、全250ページ中150ページがHシーンで、余計な解説なんかは一切ナシと云う徹底振りである。兎角技巧に走り勝ちなナポレオン文庫の系譜を引く二次元ドリームマガジンとしては珍しい快挙と云えよう(エロくて当然のエロ小説で、「珍しくエロをしっかりやっている。素晴らしい」と誉められるのが、名誉なのか屈辱なのかは知らないが)。
 ヒロインも巨乳キャラしか出て来ないとかショタが混ざっているとか思わず「サギだ!」と叫びたくなるような引っ掛けは無く、ヒロインの九音は標準(やや小さめ?)、相棒のシスターは巨乳とバランスが取れていてgood。性格もノーマルで、ヤリマンやキチガイじゃないのはポイント高し(つーか、これも「あの人の特技は肺呼吸」みたいな感じで、小説の誉め言葉になって無いような……)。

 挿絵も綺麗で、申し分無し。具体的に云うと、ヒロインが異様にマッチョだったり、文章と矛盾する程の巨乳だったり、いらんシーンの挿絵ばかり書いていないのが良い(またかw)。
 ……いやまぁ、絵は本当に上手いと思います。この本も表紙買いでしたから。検索しても出て来ませんでしたが、実は名の有る絵描きさんなのでしょうか? 少し気になりました。

 とまぁ、非常に「普通」で素晴らしいライトノベル系エロ小説。
 ちっともエロくないナポレオン文庫に絶望しちゃった人、フランス書院のアブノーマルな文章に辟易しちゃった人等は是非手に取って御覧頂きたい。とゆーか、この本が売れてマトモなエロ小説が増える事を切に願って止みません……。


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