生きてるだけで精一杯。
SS戦闘記録
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 1998.11.10.中央公論社刊、ハードカバー。著:陳舜臣。
粗筋……
 三国志の曹操を主人公とした長編。彼が「三国志」に登場する以前の官僚時代から、病死するまでを描く。
 悪人曹操を主役に据えた長編作品! と云えば聞こえは良いが、性格設定(ex.「は、は、は」)や世界設定(ex.「実は劉備と曹操は八百長」)は『秘本三国志』そのまま。
 それでも荀イクや賈ク、郭嘉と云った軍師や、夏侯淵・夏侯惇を筆頭とする武人、或いは「曹一族」と言う副題に沿って曹仁や曹洪と云った一族の重鎮が出てくれば救いが有ったのだが、紙面に登場するのは仏教徒で曹操のスパイを務める群旋であるとか、曹操の従妹で不倫相手でもある聡明なイイオンナ・紅珠等の架空の人物ばかりで、曹操ファンとしては肩透かしも良い所。「蒼天航路」のような優れた三国志コンテンツも発表される中、陳先生ともあろうお方がこれで金を取ろうと云うのは少々頂けない。大体、作品中では華佗や孔融を「虚名で喰っている」人士として罵っているが、先生こそが「阿片戦争」とか「太平天国」とか「秘本三国志」とかかつての名声で暮らして居られるのではなかろうか? かつて陳先生の作品に感動した一読者として、早急なるジャンル移動か引退をお勧めしたいです……。
総評:と、辛口批評をしても全然減らないのがヤマフー信者と陳信者なんだよなぁ。おまけに、変に社会的影響力のある地位に居るから、雑誌やムックの「お勧め時代劇」や「お勧め歴史小説」では必ずTOP扱い……おめーら、本当に読んでるのかよw
 全く、何処のジャンルでも「古参ファン」と「長老作家」ってのは度し難い。
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