生きてるだけで精一杯。
SS戦闘記録
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satomi 2005.12.19.PHP出版刊、PHP文庫所収。著:小川由秋。
粗筋……
 時は戦国時代、安房国の名家・里見氏の五代当主となった義堯は、仁政を標榜して安房の統一に乗り出した。しかし、彼の行く手には関東制覇を狙う梟雄・北条氏康が控えていた。彼との間に起こった第一次・第二次国府台合戦に敗れて、一時は滅亡寸前にまで至る里見氏。しかし、三船山の合戦において辛うじて北条氏の軍勢を撃破し、房総半島制覇に成功するのであった。
 TBSの新春ドラマ「南総里見八犬伝」に便乗しての出版か? うーん、幾らタイアップとは云え、wikiの「里見義堯」の項目にも有るように、里見義堯は主君を殺し、北条氏を裏切り、足利氏を見捨てて後には遺領を併合する等、北条氏とどっこいどっこいの梟雄のイメージが強かっただけに、今更聖人君子っぽく描かれてもなぁ。寧ろ、こうしたダークヒーロ的な側面を強化してみても良かったかも。
 登場人物もやや一面的で、部下が正木時茂・時忠しか出て来ないのもちと寂しい。主人公・義堯の内面描写・心理描写も結構ですが、もう少し綱成であるとか三楽斎であるとかの敵味方の人物像を豊かに描いて欲しかったです。(尤も、敵対する北条氏を極悪非道に描かなかったり、架空の忍者が大活躍しないだけでも随分マシと云えばマシではありますが)。
【総評】:かの悪名高き童門「デーモン」冬二先生の同人誌に発表された作品だそうで……うーん、マイナー武将を取り上げる目の付け所の良さと、それをきちんとブラッシュアップ出来ない詰めの甘さは師匠譲りって事ですかorz 歴史ファンなら、童門作品が好きか嫌いかで判断して下さいw
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