生きてるだけで精一杯。
SS戦闘記録
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kamisamakazoku07 2005.12.31.メディアファクトリー刊、MF文庫J所収。
 著:桑島由一/イラスト:ヤスダスズヒト
粗筋……
 神様候補の神山佐間太郎は、遂に神様となる為の試験を受ける。それは、人間となってとある人物を助ける、と云う非常に曖昧なものだった。佐間太郎は同じく人間となったテンコと共に、唯一の手掛かりである自分の夢を辿りつつ、旅を重ねて行くのであった……。
 今回は何人かのレギュラーがメインステージから退場すると云う少し寂しい巻ですが、それだけに相変わらずの佐間太郎とテンコのノーテンキな会話は救いでも有り且つまた哀愁を増幅させてくれて非常に良かったです。ストーリー的にも、悪魔が蠱毒の如く架空世界で人間を痛めつけ、悪意を抽出して悪魔を作ると云う設定はなかなかエグくて良かったし、それを佐間太郎が覆すところもなかなか面白かったです。
 ただ、それだけにラストシーンで展開される「人には一人一人に世界が有る」みたいな禅問答は残念でした。今更エヴァかよ、みたいな……云いたかないけど、「がっつりセカイ系」ですorz
 折角、「神様」家族なんて哲学臭いタイトルにも関わらず、これまでそーゆー話題を出さずに登場人物の共感を呼び易い等身大の心理描写や、親近感の持てる掛け合いだけでストーリーを進めて来たのに、この一小節で全てが台無しになってしまった観が有ります。帯の宣伝文句に依れば、どうやらアニメ化されるとの事ですが、出来ればアニメ版では哲学的な台詞回しやオサレ演出は控え目に願いたいものです。
総評:詰まらなくは無いので、買うか買わないかと云われれば買いますが、序盤のキレが減じてきているのも確か。此処の所の地震で、本棚の崩落が心配になって来ている方はこの機会に購入を打ち切っても良いかも。
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