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わたしたちの田村くん2 2005.09.25.メディアワークス刊、電撃文庫所収。著:竹宮ゆゆこ/イラスト:ヤス

粗筋──
 1巻ですっかり相馬に惚れられてしまった田村くん。普段はクールなのに、二人きりになると急に可愛くなる王道ツンデレ(しかもベタ惚れモード)の彼女に心は動くが、飽くまで松澤に操を立てて頑張り通します。
 そんなある日、松澤が陸上大会で近所に来ている事を知った田村くんは会場に駆け付けますが、松澤は転倒。傍で見ていてちょっとどうかと思うくらいに取り乱した田村くんは「自分は松澤に必要とされていないのではないか」と派手に落ち込み、失意の中同窓会に赴きます。ところが、そこに相馬が現れたからさぁ大変。二股がバレた田村くんの運命や如何に?(違


 教室で二人きりになった瞬間甘えに入る相馬、お洒落して毎週田村くんからのデートのお誘いを待つ相馬、呼ばれてもいないのに同窓会に来て、田村くんを「彼氏」と言い切る相馬、一時は田村くんを付き離しながら、矢張り嫌いになれず、

「……田村……お願い……。ねえ、お願い、だから……っ」
「お願いだから、あたしを、」
「……あたしを……好きに、なってよ……っ」


 と泣き出す相馬……いかん、1巻の時を遥かに上回る破壊力だ。全くもう、どうして彼女がヒロインじゃないんだよーーーと再度絶叫した所で気が付いた。あ、そうか、だから「とらドラ!」なのかw

 本筋のストーリーの方も面白かったです。田村くんのテンパりっぷりはちょっと痛々しかったですが、思春期の悩める青年っぽくてなかなか良かったと思います。そして最後の決断も、結局相馬を振る事にはなりましたが、良い決断だったと思います。なかなか、凡百のラノベの主人公に出来る決断では無い。
 ただ、そうして悩みに悩んだ決断だっただけに、ラストに登場した松澤の叔父が、主人公を怒鳴りもしないスラップスティック系エロゲの脇役っぽい「都合の良い」性格だったのが残念でした。おめー、さっき自分で「松澤の事をスラップスティックのヒロインみたいに死んでも笑って再登場すると思ってた」とか書いてシリアス展開してたじゃねーかw まぁ、お陰で憂鬱なEDは迎えなくて済んだと云えばその通りなんだけど……。
【総評】:電撃では珍しい正統派ラブコメでした。バトルに疲れ気味の方は是非お読み下さい。評価は☆☆☆☆。
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テーマ:ライトノベル書評 - ジャンル:本・雑誌



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