生きてるだけで精一杯。
SS戦闘記録
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三冊並べたら何が何だか訳の分からぬ状態にorz H18.03.25.角川書店刊、角川文庫所収(ハードカバー版は2004.5.刊行)。著:ダン・ブラウン/訳:越前敏弥。

粗筋──
 ルーブル美術館のソルニエール館長が残したダイイングメッセージの謎を、宗教学者ラングドン教授、ソルニエールの孫娘ソフィー、聖杯探求者ティーピングの三人が解き明かして行く歴史ミステリー。


 前々から興味は有ったのですが、昨年放送した「超時空ミステリー/世紀の天才ダ・ヴィンチ 最大の謎と秘密の暗号」(ダ・ヴィンチを予言者扱いする番組で、彼の作品を色々解釈して現在の事象に当て嵌めていた。そして、ラストはお約束の文明批判……どうみても1999年を越えて賞味期限切れになったノストラ本の再利用です。本当にありがとうございました)のお陰で、すっかり「神々の指紋」系の本だと思い込んで回避してました。
 で、今回N閣下のご推薦を頂いたので読んで見たのですが、これがなかなかしっかりしたミステリーになっていて面白かったです。
 レオナルド・ダ・ヴィンチの絵に隠された暗号を解く! と云いながら、実際にはソルニエールが残した「聖杯」の隠し場所を示したダイイングメッセージの解読がメインなので、トンデモ展開も飽くまで「解釈」程度に抑えられてますし、何より聖杯を奪おうと襲ってくるキリスト教過激派の動き、徐々に追い詰められる一行、そして最後に明かされる黒幕の正体etcのトリックやアクションは本当に面白かったです。
 あと此れも煽り文句の話になるんですが、裏表紙の「ヨーロッパの歴史を塗り替えた」云々は日本人相手には如何なものかと。作中の人物が驚いていたニケーア公会議の内容なんか、日本だと高校の世界史でやるくらいですからw まぁ、「ヒトラー」同様向こうには向こうのタブーってのがあるんでしょうけど(日本のマスコミにおける嫌韓ネタみたいなものかw)、無宗教がデフォルトの日本人にはピンと来ないんじゃないかなぁ。
【総評】:此れ程煽り文句と中味の食い違う作品も珍しいです。実際には歴史に興味の無い方でも楽しく読める痛快娯楽大作なので、カタい宣伝文句に引いちゃった人も是非手に取って御一読される事をお勧めします。文庫版も出た事だしw
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