生きてるだけで精一杯。
SS戦闘記録
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円環少女03 H18.04.01.角川書店刊、角川スニーカー文庫所収。
 著:長谷敏司/イラスト:深遊

粗筋──
 「煉獄の虚神(上)」の続き。
 武原仁の元を離れたメイゼルは瑞希の庇護下に入り、200名の刻印魔導師と共に「最も神に近い男」グレンとの決戦に挑む。しかしグレンの力は圧倒的で、200名の刻印魔導師は鎧袖一触、更にその刻印魔導師達を哀れみ、大洪水で世界中の人類を滅ぼしてこの世界を魔導師の楽園にするとまで宣言してしまった……グレンの野望を阻止すべく、仁、メイゼル、きずな、瑞希の四人の魔術師が今、南海の孤島に集結する!!


 水着でw

 価値観の違いから別れながらも、塀越しに「生きて帰ろう」と約束する仁とメイゼルにちょっと感動。此処で安易に仲直りせず、もう二戦闘引っ張る辺りにも惚れました。
 あと、50万円で売られて、5億円で兄殺しの依頼を受け、その癖「こんなものをグレンに見られたらやりきれん」と小切手を焼き捨てる不出来な弟・ケイツがすげー格好良かったです。正に最低。でも、ラスト前での寝返りは今ひとつ腑に落ちませんでした。おいおいおい、それをやっちゃーただのDQNだよw

 腑に落ちないと云えば、グレンの魔術が破壊される理由が「大きい魔法を使い過ぎて全人類に不審に思われたから」ってのも納得行きません。それで丸く収まるなら、主人公達が行かずとも海岸線でみんなで見てれば済んじゃう(下手すりゃ、気象衛星の定時観測で消えてしまう)ような……

 とまぁ、ストーリー的には色々有りましたが、場面ごとのギミックは非常に面白く、キャラクターの性格も魅力たっぷりに描けていたので、ラノベとしては全く問題無いんですけどね。
 特に、ラストの教室でメイゼルと仁がじゃれあう(^^;)シーンと、それにきずなが冷たい視線で突っ込むシーンは最高でした。もうお前ら三人結婚してしまえ。
【総評】:プロットと文章をもう少しスリムにしたら随分と読み易くなるんでしょうけど、そーすると今度は作家の個性が殺がれちゃうような気もするんですよねー。うーむ、矢張り多少の難解さは「味」として許容すべきなのか。悩みつつも評価は高めの「☆☆☆☆」。
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テーマ:ライトノベル書評 - ジャンル:本・雑誌



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円環少女 (3) 煉獄の虚神(下)長谷 敏司 角川書店 2006-03-31by G-Tools 【相似大系魔導師グレン・アザレイの目的は、《協会》を倒し、この世界を魔導師のものとすることだった。人類滅亡を宣言した彼を阻止すべく、仁とメイゼルは命を賭して南の島へ飛ぶ!】 「おまえが
2006/04/16(日) 23:12:22) | ラノベ365日
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