生きてるだけで精一杯。
SS戦闘記録
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撲殺天使ドクロちゃんです 2006.06.25.メディアワークス刊、電撃文庫所収。編集長:おかゆまさき/著:高橋弥七郎(『灼眼のシャナ』等)・築地俊彦(『まぶらほ』)・鎌池和馬『とある魔術の禁書目録』・ハセガワケイスケ(『死神のバラッド』)・谷川流(『学校へ行こう!』等)・水島務(アニメ版「ドクロちゃん」監督)成田良悟(『バッカーノ』他)・時雨沢恵一(『キノ』等)/イラスト:とりしもCLAMPいとうのいぢ駒都えーじ・渡辺明夫・しゃあ・若月神無・氷川へきる

粗筋──
 おかゆ編集長が導入とオチだけを書いた「撲殺天使ドクロちゃん」の間の部分を、高橋センセイ以下の作家群が埋めて行くという短編集。元々はDVDの付録として四名の作家によって書かれた物だったのだが、今回は新たに四名の作家を追加して単行本化。イラストにも有名作家を登用し、価値有る一冊となっている。

 ちなみに、参加メンバーの中であからさまに浮いているCLAMPは、「xxxHOLiC」の監督でも有る水島監督繋がりでの参加との事。

 まー所謂電撃作家に依るアンソロジーですな。電撃hpでやる競作なんかを見る限り、電撃の作家さんはノリは良いので、こんな企画も通っちゃうんでしょうね。なかなか、よそのレーベルでは見られない光景です。
 作家陣もその期待に大いに応え、高橋センセイは得意のバトルを発揮し、築地センセイはスプラッタ展開、鎌池センセイはかつてのエピソードで登場した「われめ姫」を有効活用、ハセガワケイスケ氏は如何にも氏らしいハートフルエピソード、水島氏はアニメ版の監督らしい破天荒な内容で、得意の伏字ネタを全力投射と読者を楽しませてくれます。そして、最後には成田良悟氏が壮大で笑えてしかも「ドクロちゃん」登場人物が総登場と言う素晴らしいエピソードで〆てくれます(正直連作の途中で少しだれますが、このラストエピソードを楽しむ為の「仕込」と思って一気に読み進むのが吉です)……尤も、その後には時雨沢センセイによる脱力モノのエピソードが続いたりするのですがw

 ただ、残念な事に中に一名登場人物の名前も覚束ない作家さんがいらっしゃったみたいで、その方が「メタ描写」を錦の御旗にかなりグダグダな文章を書かれてしまい、それが全体の完成度を著しく貶めているきらいが無きにしも非ずです。
 最近アニメが大ブレイクし、信者めいたファンが多い作家さんなので、敢えて此処では固有の名前を出して恨みを買う事は避けますが、どうか該当する先生に置かれましては、『電撃! イージス5』とかの下積み時代も思い起こし、些か自重されますようお願いしたいところです。
【総評】:なかなか面白い、意欲的な本でした。評価は☆☆☆☆。但し、「ドクロちゃん」を知らない人が「作家買い」するにはちょっと厳しいかも。
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テーマ:ライトノベル - ジャンル:本・雑誌



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