生きてるだけで精一杯。
SS戦闘記録
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風魔(上) H18.03.20.祥伝社刊、ハードカバー。著:宮本昌孝。

粗筋──
 戦国~江戸時代初期を舞台に、古河公方北条氏姫に仕える忍者・風魔小太郎の活躍を描く。

 ストーリーよりも、登場人物の魅力で読ませる言わば「戦国ライトノベル」とでも云うべき一冊。
 とは云え、主人公の風魔小太郎は、宮本作品ではお馴染みの明朗快活武勇絶倫智能深遠な完璧超人で、多少茫洋とした雰囲気を纏わせて差別化しているが、本質は一緒なので余り魅力的ではなかったりする。寧ろ、脇役として登場する三人の脇役「三甚内」や、孤高の悪忍者・唐沢玄蕃、子煩悩な初代半蔵、史実通りにアホな二代目半蔵、天下泰平を目指す柳生宗矩etcが魅力的。何でも出来るスーパーヒーロー・小太郎と違って、能力に制限の多い彼らが、その特化した能力を活かして群像劇を繰り広げる辺りはなかなか面白い。
 しかし……今回やたら濡れ場が多かったのは何故だろう。ヒロインも宮本センセイっぽくない、時代劇じみたクノイチだったし……矢張り古典的時代小説を重んじる祥伝社の社風なんじゃろーかw それはそれで宮本センセイが新しい境地を切り開く助けになると思うので結構ではありますが、次回はもう少し思いのままに作って見ても良いんじゃないかと思ったり(実際、今回も出番も多いし主人公ともくっ付いてるクノイチよりも、出番の殆ど無い氏姫の方が確実にキャラ立ってるし)
【総評】:相変わらず読み易いし、清々しいラストで読後の清涼感も完璧です。お暇な方は是非ご一読を。
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テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌



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