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SS戦闘記録
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マルタの碑 H18.06.20.祥伝社刊、祥伝社文庫所収。著:秋月達郎/イラスト:松原健治。

粗筋──
 舞台は第一次世界大戦当時の地中海。同盟国イギリスの要請を受けた日本は、地中海に第二駆逐艦隊を派遣し、ドイツ軍のUボートと死闘を演じる。その中には、後に第二次世界大戦で活躍する山口多門・小沢治三郎ら若き士官の姿も会った。果たして姿無き脅威に対して、彼ら日本海軍は如何にして立ち向かうのか!?

 なーんて裏表紙の宣伝文句には書いて有りますが、実際の内容は海軍士官と地中海の女性(娼婦とか看護婦とか貴婦人とか)が恋仲になり、全員スペイン風邪でバタバタ倒れて悲劇的な結末を迎えるとゆーラブロマンスに多くの頁が割かれており、ミリタリー関連の記述は非常に希薄。例え記述が有っても「海域に突進してデプスチャージ(水雷)をバラ撒いた」程度の簡素な内容で、しかも「駆逐艦」の定義を

そもそも、駆逐艦は、英語でいうと「Torpedo Boat Destroyer」であり、直訳すれば「魚形魚雷をせおった破壊者」となり、それが「なにもかもを破壊し尽くす水雷艇」すなわち「駆逐艦」をあらわす単語となった。

 と大真面目に語っている体たらく(正確なところはwiki参照。思いっきり冒頭に書いてあるw)で、正視に耐えません……どうも海軍知識自体が不足しているみたいです(^^;
 純粋にww1海戦史に興味が有るとゆー人は避けた方が良いかと。 

 じゃあラブロマンスの方の出来はと云えば、カップルが四人も登場して印象が散漫だった上に、どのヒロインも昔の映画のヒロインみたいなキャラばかりで、さっぱり感情移入出来ませんでした。全員年増だしな(ぉ
 まぁヒロインの構成は兎も角、もう少し登場カップルを絞った方が良かったんじゃないかと思います。
【総評】:日本海軍がマルタで奮闘したのは良く分かったんですが、出来れば具体例を簡潔に紹介して欲しかったです。こんな恋愛小説と戦記モノの不恰好な私生児にする必要が有ったのか? 些か理解に苦しむ一冊でした。評価は星0。
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テーマ:戦争 - ジャンル:本・雑誌



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ガダルカナル島増援作戦に10回参加、その他バタビア沖海戦やミッドウェー作戦、第三次ソロモン海戦などに出撃し、昭和19年9月に米潜水艦の雷撃により撃沈されるまで太平洋せましと力闘を続けた駆逐艦、敷波のプラスチックモデル組み立てキットです。革新の駆逐艦と呼ばれた
2007/07/26(木) 11:27:58) | ミリタリーへの思い
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