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嶋左近 2005.12.26.学研刊、学研M文庫所収。著:近衛龍春。

粗筋──
 筒井順慶配下にその人有りと謳われた武将・嶋左近は、順慶の後を継いだ定次と仲違いし、豊臣家に引き抜かれる。そして紆余曲折の末、石田三成の寄騎として彼を助ける羽目に。果たして左近は理想主義者で頑固な石田三成に天下を取らせる事が出来るのか?

 結果から云うと、ちょっと酷い内容。

 先ず主人公・嶋左近の戦場における活躍が殆ど描かれず(まぁ、実際関ヶ原と杭瀬川以外に伝わってないから仕方ないんだけど)石田三成の行動が延々と描かれ、「嶋左近」を期待して買った小官としては非常に残念。「疑わしい逸話は取り上げない」・「強引な創作は入れない」と云う近衛センセイのストイックさは「武田家臣団」で思い知らされていましたが、こちらの「嶋左近」は小説なんですから、せめてもう一味欲しかったですね。
 そして、影の主人公とでも云うべき石田三成の行動も、歴史の定説から一歩も出ず、物足りませんでした。忍城水攻めが実は石田三成の責任じゃなかった、とゆー説も風野真智雄がそのものズバリ「水の城」でとっくに出しちゃってましたし。

 また、誤字脱字も非常に多く、3ページに一回は誤字を見付けると云う有様。作品の雰囲気を根底から破壊するような致命的なものは無かったが、それでも多過ぎです。誰が悪いのかは知りませんがw
【総評】:近衛センセイのストイックさが裏目に出てしまった作品。まぁ、センセイの作品が全部面白いわけではない、とゆー事が分かったので良しとするか(^^;
 評価は☆☆★★★。
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テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌



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