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服部半蔵と影の一族 2006.10.19.学研刊、学研M文庫所収。著:橋場日月

概要──
 有名な忍者服部半蔵の生涯を描いた史伝。服部一族が伊賀から三河に移る経緯から、三代目正就が大坂の陣で姿を消すまでを、服部家の子孫が書き残した「武功記」を底本に描き出す。

 豊富な一次資料を駆使した充実の一冊。尤も、余りに「~~であろう」「~~と思われる」「~~と想像される」「半蔵以下の伊賀者もこの戦いに参陣したに違いない」が続くと、そりゃー史伝じゃなくて小説ですよと突っ込みたくなってしまいますが……まぁ、謎の多い人物の伝記だから仕方が無いと云えばその通りかw
 そう割り切ってしまえば、一次資料の僅かな描写の中から、忍者の痕跡を嗅ぎ出す作者の作業は、なかなか夢があって楽しく、単なるスーパーマンが活躍する生半可な忍者小説よりもずっと面白いです。特に服部半蔵絡みで出て来た「信康は実は家康が主導して殺したのだ」と云う説は、非常に興味深いものが有りました。
 残念な点は、「影の一族」とは言い条、三代目の服部半蔵正就に関しては殆ど描写が無かった事。裏表紙で「三代・正就の足跡を辿り……」と出ていただけに、些か肩透かしを喰らった気分で残念でした。
【総評】:まずまず面白かったです。暇な方は一度読んで見ても良いかも知れません。評価は☆☆★★★。
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テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌



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