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空ノ鐘の響く惑星で12 2006.10.25.メディアワークス刊、電撃文庫所収。著:渡瀬草一郎/イラスト:岩崎美奈子

粗筋──
 ラトロアとジラーハの間に戦端が開かれる事を防ぐべく、ウルクとフェリオはラトロア議会で開戦派議員と議論を戦わせる。ジェラルドの画策により議論は膠着状態に陥ったが、その時メビウスの作戦が成功。研究所の周辺は闇に包まれ、世界に崩壊の危機が訪れる。此処に至ってジェラルドはフェリオに研究所への突入を依頼。囚われのリセリナを助け、世界の滅亡を防ぐ為、フェリオ達は研究所に突入する……長編ファンタジー大団円。

 十二冊続いた「空ノ鐘」シリーズも遂に最終巻。今回は470pにも及ぶ大作で、ラストに相応しい盛り上がりを見せてくれました。

 先ず、これまではやや優柔不断な印象の有ったフェリオ君ですが、今回は明確な決意の元、怨敵とでも妥協し、しかし説得不可能とあればこれを切り、三角関係に悩めばハーレムエンド(ぉぃぉぃ)となかなか剛毅果断です。ラノベの主人公で此処までやれるのは、後はオノデラゴーシと新城直衛だけでしょうw

 また、ラストバトルとゆー事で脇役連中の活躍もかなりのものでした。特にパンプキン! イリスとのやりとり、最後の「昇華」、そしてラスとでの登場と美味しい所を全部掻っ攫って行きやがりました。なんつーかもう、おまいが主人公でいいよw
 勿論その他の脇役、例えばディアメル・ライナスティコンビやシズヤ、カトル、シアの描写も秀逸でした。中でも、シアは幸せそうで本当に良かった。

 そして今回、遂に「空ノ鐘」の音の正体が明かされました……ってウィンドウズの起動音かよっ!w
【総評】:電撃きっての「地味ファンタジー」最終巻。派手な魔法が飛び交うでもなく、天才軍師があり得ない戦術を撒き散らすでもなく、フェリオが只管あっちこっちをちょいちょいと立てながら折り合いを付けていくと云う地味な話でしたが、それだけに話に破綻が無く登場人物への感情移入が容易(敵まで含めて)で、凄く面白いと云う訳ではありませんが、最後まできっちり楽しめました。渡瀬先生の次回作に期待大です。
 評価は☆☆☆☆★。
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テーマ:ライトノベル書評 - ジャンル:本・雑誌



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空ノ鐘の響く惑星で〈12〉渡瀬 草一郎 メディアワークス 2006-10by G-Tools 【メビウスの手によって、突如、首都ラボラトリに現れた漆黒の空間―死の神霊を奉る六番目の神殿、“終末の黒い神殿”。この星の命運をかけた最後の戦いが、フェリオ達を誘う】 「我の役目は終わ
2006/11/05(日) 16:00:38) | ラノベ365日
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