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宮城谷版三国志04 H18.09.15/30、文芸春秋刊、ハードカバー。著:宮城谷昌光。

粗筋──
 曹操を主人公とし、徐州虐殺辺りから官渡の戦いの終焉までを描く。

 古代中国を舞台とした小説で名を馳せた宮城谷氏が放つ三国志。後漢の清流派儒者を主人公に据えた1~3巻も異色だったが、今回は更に曹操を主役に据え、更に曹操を梟雄ではなく、宮城谷式の常に天命について考えるタイプの主人公として描いた一風代わった作品としている。
 また、脇役達のチョイスも独特で、曹操陣営で出て来るのは郭嘉・荀イクや賈ク、荀攸と云った参謀連中程度で、寧ろ袁換とかの各地の有徳人の方が目立ってたり、袁氏に仕えて奮戦した審配を捉まえて「道を誤らせた悪臣」と評価したりと、礼節や天命に拘る宮城谷節が光ってる。
 ただ全体のストーリーとしては、曹操の毒が抜かれていて人柄に面白味が無く(曹丕の嫁取りを祝福しちゃう曹操なんて……)、三国志の一方の主役である筈の劉備・孫策らの扱いも軽く、盛り上がりに欠ける嫌いが。うーん、個々のエピソード紹介や評価は面白いので、いっそ「春秋名臣伝」風の三国志人物伝・エッセイ集とかにした方が良かったかも知れない。
【総評】:凡百の作家の、単に三国志演義を要約しただけの「三国志」に比べればずっと面白いんだけど、小説として値段分の価値が有るかと云われると微妙な気が。図書館での順番待ちをお勧めしたいw
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テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌



コメント
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2巻まで買って止まってます。
そろそろくどくなってきたのよねん。
2006/11/07(火) 18:19:19 | URL | by黒木竜 (#-) [ 編集]
 クドイですねー。
 ただまぁ、疲れ切ったサラリーマンにはこれくらいのマンネリズムが心地よく感じられるのも確かだったりw
2006/11/10(金) 20:51:43 | URL | by軍曹 (#mQop/nM.) [ 編集]

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