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生きてるだけで精一杯。
SS戦闘記録
 日中から番宣やりまくりのテレビ朝日版『白虎隊』を視聴。
 まぁ、白虎隊と云う題材を扱う以上、地元の意向は無視出来ず、会津マンセーな内容になるんだろうなぁと有る程度は覚悟して見ていたんだけど……鳥羽伏見からいきなり江戸にワープしてて吹いたw 実際には、会津藩主・松平容保が兵隊を置き捨てて船で逃げたり、その責任を負わされた若手家老・神保修理が詰め腹を切らされたり、会津藩では殆ど無視されていた砲術師範・山本覚馬が単身薩摩藩邸に乗り込んで会津赦免を願い出たら、逆に大したヤツだと誉められて京都府の政務を任されたりと色々エピソードがあるんだけど、まぁ、時間も無いから仕方が無いか(どれも会津に良い話じゃないしねー)。
 その他、無粋を承知で突っ込んで行くと……

1)鳥羽伏見では、未だ薩長もスナイドル銃は使ってません。
 スナイドル銃は上野戦争辺りから。官軍隊長の「しゃぐま」も、江戸城占領時の戦利品なので、鳥羽伏見で被っているのはおかしい。
 ただ、官軍兵士の動きや装備はそこそこ良かった(どうも秋葉原のヴァイスブラウレジメントが協力してるらしい。ちょっと納得)ので、これくらいは仕方ないかなーと。

2)会津軍の年齢別編成は取り上げたのに、身分別編成は無視かよ!
 会津藩が全藩士を年齢別に朱雀隊・青竜隊・玄武隊・白虎隊に区分した話は出て来たが、それが実は更に士中・寄合・足軽に三分割された話はカットされてました。確かに、「武士道」は正義だけど「身分制度」は正義っぽくないからねぇw

 脚本もなかなか意地悪で、薩長と云う単語の前には必ず「横暴な」「野蛮な」と云う枕詞が付き、その行動は「裏切り」……ぉぃぉぃ、会津=薩摩同盟のパイプである外交官・秋月を蝦夷地に島流しにして薩摩との交信を断ったのは会津藩の方だよw
 この調子で行くと、会津藩の斗南移住も薩長に強制されて……とか色々「脚色」されそうだなぁ。勿論、歴史的に正しい=面白いじゃないのは重々承知だけど、矢張り「白虎隊」となるとどーしても往年の日テレ版白虎隊と比べちゃうわけで(^^; あれはあれで色々有ったけど、それでも薩長を顔の無い悪役にはせず、飽くまで会津も薩長も真面目に日本の事を考えていたけど、そのスタンスの違いから戦争になっちゃったんですよ、と云うのを描いてたんだよなぁ。こっちの白虎隊も折角二晩も枠をとって流すんですから、もう少し客観的な流れも入れて欲しかったです。
 あっ、あとおっぱいはもういいから、おっぱいは。
 
 さて、明日はいよいよ戊辰戦争突入。この手のドラマとしては珍しく、官軍の動きがしっかりしているので、明日はもう少し楽しく見られるかも。
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テーマ:時代劇 - ジャンル:テレビ・ラジオ



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