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SS戦闘記録
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風林火山(改版) H17.11.20.新潮社刊、新潮社文庫所収。著:新田次郎。

粗筋──
 駿河の浪人山本勘介は、同じ浪人の青木を扇動して甲斐武田氏に仕える武将・板垣信方を襲撃させ、これを助けると云う奇手で仕官に成功する。そして、武田家当主武田晴信の器量に惚れ込み、その信濃制覇に智謀を活かして協力する……。

 子供の頃に読んだ事が有ったのだが、大河ドラマになったのをきっかけに再度書店で購入。読み返して見ると、山本勘介が全国を旅した事も無く剣術も我流だったりと、記憶と全然違ってて笑えました。

 内容は、軍師・山本勘介が如何な策略で信濃を制したか? よりも、甲斐の若き武将武田晴信が川中島で悠々と指揮を執る老獪な武将に成長していく過程や、諏訪の由布姫(ゆひめ)の複雑な女心と云った人間関係に重点が置かれています。まぁ、昔の歴史小説は得てしてそんなもんで、寧ろ合戦描写が細かい司馬遼太郎が異常なんですが、タイトルや粗筋から純粋な軍記物を期待すると少し肩透かしを食うかも知れません。

 大河ドラマ「風林火山」との絡みで云うと、「恨みでは武田は倒せぬぞ!」と元気良く叫ぶ市川亀治郎は、若い頃の「武田晴信」は上手く出来そうだけど、老獪な「武田信玄」は出来るのか少し心配です。
【総評】:昭和三十年に執筆された小説なので、色々技術的には問題が多い(飯富昌景が何の断りも無く山県昌景になってたり、高坂弾正が風采の上がらない小男にされていたり)ですが、なかなかに面白いです。大河ドラマを御覧になって興味を持たれた方は、是非ご一読を。
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テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌



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