生きてるだけで精一杯。
SS戦闘記録
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風は山河から01 2006.12.01.新潮社刊、ハードカバー。著:宮城谷昌光。

粗筋──
 三河野田城の城主菅沼定則は、新たに勢力を伸ばし始めた武将・松平清康に注目。大国今川を離れて敢えて松平家に服属した。しかし、清康は史上に有名な守山崩れで命を落としてしまうのであった……。

 いつもの「宮城谷節」で戦国初期を斬る様は、なかなか面白かったです。相変わらず戦闘が神事みたいで迫力に欠けますが、それが却って鉄砲伝来以前の、中世の佇まいを残した合戦の雰囲気を醸し出していていい感じでした。ただ、このまったりした筆致では、戦国後期の激しい治乱興亡はちょっと描けないような気がしないでも無いですが。
 今回の主人公は三河の小豪族で、性格の方は何時も通りの宮城谷型聖人君子。些か食傷気味といえばその通りなんですが、例えば「三国志」の曹操と違って未だ明確にキャラ付けされていない人物なので、違和感バリバリの三国志よりは感情移入がし易く、この人物が戦国の世を如何に生きるのか楽しみです。他の人物、清康やその叔父の信定なんかも結構味が有って良かったです。

 それにしても、宮城谷センセイまで「主人公にプライベートに仕える天才忍者」を出しちゃうのか……世も末だのぅ。
【総評】:全五巻だけあって、風景や脇役、歴史背景の描写も丁寧で、スケール感は十分です。暇を見て二巻も買って来ようと思います。
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テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌



コメント
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空前のニンジャブーム噴いたw

文庫待ちですねえ…(ハードカバーだと読まない子)面白そうなんですが。
2007/02/01(木) 07:54:07 | URL | by黒木竜 (#-) [ 編集]
文庫があればそれが一番良いんですが、宮城谷氏の本は文庫になるのに時間が掛かるような気がするんですよね……。
2007/02/01(木) 20:37:24 | URL | by軍曹 (#mQop/nM.) [ 編集]

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