生きてるだけで精一杯。
SS戦闘記録
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山川家の兄弟 2005.11.11.学陽書房刊、人物文庫所収。著:中村彰彦。

概要──
 明治政府に抵抗した会津藩の出身でありながら、西南戦争で西郷軍に囲まれた熊本城を救援して陸軍少将にまで昇進した山川浩と、東大総長にまでなった山川健次郎の二人の兄弟の人生を紹介する歴史教養書。

 中村センセの得意ジャンル、即ち幕末~明治に活躍した会津人の伝記だけに、先日紹介した「北風の軍師達」とは資料の収集度・人物の描写の細かさetcの気合の入り方が違います。流石は「会津作家」の面目躍如と云ったところでしょうか。また、同じ会津系の作家でも怨み節全開で「薩長は鬼畜」と地の文で面罵して止まない早乙女貢センセ辺りとは違って、やや穏当な所もポイントが高いです。特に「山川浩の年金135円は妥当か?」と云うP.285からの議論は、最後の「妥当である」と云う結論に至るまで非常に興味深かったです……と、ここまで冷静な作家さんなのに、出典も定かじゃない山県有朋の「山川は会津じゃないか」と云う発言一つを捕まえて、「陸軍内に会津差別が……」とかシュプレヒコールを挙げ始めるから、「会津病」と云うのは根が深い(^^;
【総評】:幕末から明治に掛けて活躍した優れた軍人である山川浩を正面から取り上げた伝記はちょっとレアなので、ちょっと読んで見るには良いかも知れません。内容を丸呑みしないと言う前提で、ですが(まぁ、作者が会津病であろうと無かろうと、伝記の内容とゆーものは三割くらいは値引きするのが妥当だしねぇ)……。
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テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌



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