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SS戦闘記録
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ミッションスクール 2006.05.31.早川書房刊、ハヤカワ文庫JA所収。
 著:田中哲弥/イラスト:橋本晋

粗筋──
 聖メヒラス学園を舞台に、国連諜報員吹石雄作とMI6工作員山岸香織がイラク軍の破壊工作を阻止する「ミッションスクール」他、「学園ラブコメ」5本を収録する短編集。

 傑作ライトノベル「大久保町の決闘」等で有名な田中哲弥氏の最新作。以下、個別に感想。

「ミッションスクール」
 ミッションはミッションでもそっちかよ! な作品。電撃hp誌上で始めて読んだ時には盛大にずっこけた記憶が有る。収録五作品中、最も地の文の電波度が低く、一番読み易い

「ポルターガイスト」
 裏表紙の紹介では「ホラー風」となっていたが、そのホラーの発現が「恥ずかしい自分の秘密を大声で叫ぶ」じゃコメディ以外にはならんだろーw オチが無い投げっぱなしジャーマンな話なので、好き嫌いが別れるかも。

「ステーショナリィクエスト」
 電撃hp掲載最終作品。えっちゃんは確かに無邪気で可愛いと思う。

 ちなみに、筆者は後書きで「ポルターガイストとステーショナリィクエストは純真な電撃hp読者に憎まれた……」みたいな事を云っていたが、筆者のコラム「うろたえない日々」は電撃初期から続く人気コーナーと云う事から鑑みるに、決してhp読者が真剣で純粋で切なく、敏感な果実ーと云う訳では無く、単純にポルターガイストはオチが無い事を忌まれ、ステーショナリィクエストは分裂症患者の夢みたいなワールドに嫌気が差してマイナス票を投じられただけだと思う。つか、鬱作家がダメなら秋山瑞人とかどーすんだw

「フォクシーガール」
 普通の女の子が狐に噛まれてスーパーパワーを身に付けてヒロインとなり、幼馴染の少年を助けに行く話。ぶっちゃけスパイダーマンで、登場キャラもアメコミのパロディが多いので詳しい人には面白いのかも。
 個人的には、添田さんの変態っぷりが輝いていて良かったです。

「スクーリング・インフェルノ」
 学園がいきなり沈没し、主人公がいきなりもてまくる話。
 不条理ラブコメなんだけど、最後は少し切なかった。いや、本当に不条理なんだけどね(婦警さんが人を轢き始めた時にはマジで引きましたw)
【総評】:面白いんだけど、ちょっと分裂症気味と云うか頭のネジが二三本吹っ飛んでる内容なので、そーゆー文章──例えば、三行くらい句読点が無かったり、説明も無くクルクル場面が変わったり──でもokな人以外にはちょっとお勧め出来ない。逆に、変なモノ好きにとっては理非無く読まねばならない一冊。現状のラノベが物足りないって人は是非ご一読を。
<追記>
「次世代型作家のリアル・フィクション・フェア/恐れるな、現実という物語を/ラノベでもケータイでも読めない、君のための物語」
 しっかし、「次世代型作家」の「リアル・フィクション」で、「現実」と向き合えって……内容と全く相容れない帯だなぁw
 単語のチョイスも古めかしく、如何にも40代くらいのおっちゃんが本も読まずに流行りの言葉を必死で選び、ライバルであるラノベやケータイ小説を腐そうと頑張ってるのが痛いくらい伝わって来ます……まぁ、伝わっちゃイカンのだがw
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テーマ:ライトノベル - ジャンル:本・雑誌



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