生きてるだけで精一杯。
SS戦闘記録
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川中島の敵を討て 2007.02.20.光文社刊、光文社時代小説文庫所収。著:近衛龍春。

粗筋──
 僧侶から一躍越後の戦国大名となった長尾景虎は、その理想である「足利幕府を頂いての」平和な世の中を築くべく、東北の葦名氏、関東の北条氏、甲斐の武田氏等と激しい戦いを繰り広げる……そして舞台は戦雲の川中島へ!

 内容はまぁ、普通の上杉謙信半生記。強いて云えば、歴史人物の正確な表記に拘る近衛センセらしく、頑なに「上杉謙信」ではなく「長尾景虎」「上杉政虎」とその年代に合った名前で通していたり、執拗に今年の大河ドラマの主人公様で在られます所の山本勘介否定を繰り返していた辺りが特徴的でしょうか……ううむ、相変わらず商売っ気の少ない先生ですな(==;

 表題にもなっている川中島の合戦は、終盤でやっと発生するので、合戦の推移を詳細に描いた戦記モノとかを期待すると肩透かしを喰うかも。
 また川中島城塞群や遭遇戦としての合戦をネタとして取り入れていたり、鈴木真哉風の遠戦志向を描いて見たり、色々勉強しているのは伝わって来るのですが、ページ数が少なくて消化しきれて居らず、文章が地名を羅列した説明的な描写に終始してしまって居たのは些か残念でした。
【総評】:登場人物の描写に起伏が少なく、文章も説明的で、小説としての面白味は余り無かったです。評価は☆☆★★★。

 個人的には、もういっそ小説からは脱却し、近衛センセイならではのストイックな筆致で川中島合戦に関する武田・上杉の全武将の働きやエピソードをこってりねっちり紹介した歴史本なんかをお願いしたいです。売れるかどうかは微妙ですが(^^;
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テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌



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