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前巷説百物語 H19.04.30.角川書店刊、ハードカバー。著:京極夏彦

粗筋──
 「巷説百物語」等では仕掛けの中心人物である御行の又市が、まだ双六売りだった頃のお話。ゑんま屋のお甲に認められた又市は、世の中の「損」を引き受ける損料屋に加わるが、人死にを前提とするそのやり方に反発を覚え、後の「憑き物落し」に連なる仕掛けに目覚めて行くのであった。

 うーん、良く考えたら時代・歴史小説でもないのか~。

 内容の方は、矢鱈「馬鹿野郎」を連発する熱血又市、ぶっちゃけて云うと木場修っぽい又市が斬新でした。そっかー、山岡の旦那を煙に巻いてばかりのふてぶてしい小股潜り・又市にも、若かりし日々があったんだなぁ。
 周囲の仲間も個性的で、特に敵の得物を奪って殺す山崎寅之助の妙技は、その生い立ち、終わり方と相俟ってなかなか格好良かったです。

 で、このまま八年後の「巷説百物語」に続くのかなーと読み進めていたんですが、どうも堂庵先生は行方不明だし祇右衛門騒動の黒幕は明らかにならないしで座りが悪い事この上無い。物語の流れで行けば、堂庵先生が祇右衛門なんだろーけど、いやいや真逆鬼太郎をも追い詰めた京極先生がそんな陳腐なオチなんぞ使うわけも無し……うう、落ち着かないなぁw
 此処は是非、「続前巷説百物語」で祇右衛門事件の完結をお願いしたい所です。……タイトルは愈々分かり難くなってしまいますが(^^;
【総評】:「怪」掲載分が殆どらしいですが、祇右衛門事件に一応の決着を付けた「旧鼠」は書き下ろしなので、買うしか無いでしょう。また付録の人間関係図もなかなか面白かったです(由良一族とか、登場人物が京極堂シリーズや伊右衛門とも繋がってるとは気が付きませんでした。ダメな読者だorz)
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テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌



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