生きてるだけで精一杯。
SS戦闘記録
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
いぬかみっ!14 2007.05.25.メディアワークス刊、電撃文庫所収。
 著:有沢まみず/イラスト:若月神無

粗筋──
 遂に復活した古代の神々。自らの命を賭けて川平薫の復活を願うなでしこに、神は「連続十回、ライターの火を付ける」クエストを課す。一見簡単に見えた課題であったが、神々の悪戯の前に火は消えてしまう。彼女を救うべく、川平啓太は自らに課題を出すように神々に願うが、神が出した課題は48時間世界一周と言う途方も無いものだった……。全いぬかみを駆使し、強大な神々の妨害を凌ぐ啓太に、果たして勝機はあるのか?!

 電撃のギャグ系小説の一方の顔とも云うべき「いぬかみっ!」シリーズが遂に最終巻。ラストはオールキャストが力を振るう壮大なカーテンコールでした。

 前巻のラストで唐突に登場したレネウス・メギド・エルフィネスの三人の古代神。赤道斎や大妖狐みたいに十分な伏線を経ずして出て来た敵だけに、やや貫目の足りないキャラだなーと思ったんですが、お陰で神の描写に余計なページ数を割かれる事無く、全いぬかみ達の活躍を描けたので、その扱いの軽さが逆に良かったのかも。
 戦闘の方も、神を相手に真正面からは戦わないだろうから、一体どんなクレバーな戦術で行くのかなーと思いきや、ラストは大作RPGばりの大戦闘でした。此処でも、いぬかみに倒されちゃう神ってどーなのよ? それは既に神じゃなくて「凄く強い超能力者」に過ぎないんじゃね?? と思わないでも無かったですが、お陰でオールキャストを余す所無く読む事が出来て良かったです。正直、クサンチッペ戦は敵の心理描写が多く、いぬかみの魅力を100%見せられたかと言われると微妙でしたしねー。そう云う意味では、説明は少ないけど矢鱈タフと言う格好の標的「神」に向かって、強力ないぬかみ達が持てる火力を全力投射出来たこの「古代神」編は、作者から読者への最後のプレゼントなのかも知れません。

 そして、最後は当然のように全員生還し、「そして、宴はずっと続くのであった……」と終わらない日常に回帰。堂々の大団円でした。
【総評】:全14巻、文句無しの完結です。出来ればもう一冊ほど短編集を読ませて頂きたいのですが、そう云った余韻を残しつつ終了してしまうのが良いのかも知れません。長い間お疲れ様でした。評価は勿論☆☆☆☆☆です。
<追記>
 後書き及び作者blogによると、次回作は「ブレイズ!(仮題)と云う作品らしいです。主人公はたゆねとなでしこ(白)とか……ううむ、14巻p.419で、赤ん坊の“にいらみ『いぬかみっ! あんそろじー』所収の作品「もしかしたらifの物語断片」に登場した、清明のいぬかみ。ともはねを先輩として慕っている)”も出てるから、てっきりともはねメインの"INUKAMI: The Next Generation"が始まると思っていたのに。ともはねファンとしては寂しい限りです。
スポンサーサイト

テーマ:ライトノベル書評 - ジャンル:本・雑誌



コメント
▼この記事へのコメント<(あれば表示)

■ コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

▼この記事へのトラックバック(あれば表示)
いぬかみっ! 14 完結編 下 ~Fly high high~著者 有沢まみずイラスト 若月神無レーベル 電撃文庫 楽しい~ 人気blogランキングへ ← よろしくお願いします。 クリックありがと
2007/06/07(木) 19:24:38) | ライトノベルっていいね
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。