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片倉小十郎景綱 2007.06.18.PHP研究所刊、PHP文庫所収。著:近衛龍春。

粗筋──
 伊達政宗の名軍師・片倉小十郎景綱の生涯を描いた歴史小説。

 ぶっちゃけ、大河ドラマ「風林火山」の軍師ブームに乗っかっての刊行。如何にもPHPらしい安直な展開だなー……とは云え、伊達政宗絡みの話と云えばついつい秀吉・家康ら天下人との角逐を描きたくなるところを、ぐっと堪えてマイナーな奥州時代を延々と描く辺り、流石はストイックが身上の近衛センセと云うべきかw
 内容の方も奥州の小豪族・大内定綱とかのマイナーキャラとの小規模な戦いばかりで、折角の「大きな字」と云う帯のキャッチフレーズが泣いてますww

 政宗が戦う最大の敵も佐竹義重止まりで、伊達厨の爽快感とかミーハーな興味感心を満たすにはちょっと不足気味佐竹に思い入れが有るみたいだから仕方が無いのかも(^^;))。逆に云えば、抑えた筆致で冷静に政宗と小十郎と云う主従を描いており、秀吉を蝿に喩えて「追い払ってもきりがない」と諫言したり、息子を殺そうとする辺りの著名なエピソードも全てこなしてるので、片倉小十郎を知るための基本的な書籍としては最適なんですが。

 ちなみに、近衛センセと云えば、毎回盛り込まれる(小説とは余り関係無い)新解釈が特徴ですが……今回の新解釈は何と「小田原参陣直前の母に依る毒殺は政宗の自作自演ですた」説。なるほど、そーゆー解釈も有るのか~。なかなか面白いお話でした。相変わらずストーリーと余り絡まないけどw
【総評】:やや生硬な内容でしたが、入門書としては必要十分じゃないかと。個性豊かな伊達家の家臣団を脇役として活かしてくれたらなお良かったと思うのですが、まぁ本のタイトルが「片倉小十郎」だし仕方ないか。
 評価はちょっと渋めに☆☆★★★。
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テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌



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