生きてるだけで精一杯。
SS戦闘記録
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 本当はZガンダムを見に行く予定だったんですが、2時間待ちとか言われたので流石に諦めて他の映画を見に行く事に。其処で、小官はかねてから見に行きたいと思っていた十字軍映画「キングダム・オブ・ヘブン」を推薦、早速身に行ったわけでありますが……。

粗筋:12cフランス、鍛冶屋のバリアンの元に、一人の貴族が訪れる。

 貴族の名はゴッドフリー・オブ・イベリン、十字軍国家「エルサレム王国」に仕える騎士であり、バリアンの父親であった。当初はゴッドフリーの事を父親として認めないバリアンであったが、うっかり司祭をヌっ殺してしまい、ヨーロッパに居られなくなってエルサレム行きを希望するのであった。

 途中、教会の追っ手からバリアンを庇ったゴッドフリーは重傷を負い、エルサレム王国を前に死んでしまう。父親から「王と民を頼む」と遺言されたバリアンは、エルサレムに赴いて家督を相続した。順調に父の残した領地を経営するバリアンは、キリスト教を狂信するギー・ド・リュジニャンやルノー・ド・シャティヨンと対立する一方、何時しかギーの妻で国王ボードワン4世の妹であるシビラと恋に落ちる。

 バリアンが領地に戻っている頃、エルサレムではギーやルノーがイスラムの隊商を襲撃し、エルサレム王国と対立するイスラム教国・アイユーブ朝シリアを挑発していた。激怒したアイユーブ朝の英雄王サラディンはエルサレム王国の領地を侵し、ルノーの城に迫る。城に逃げ込む住民を無視し、ひたすら立て篭もるルノーに対し、バリアンは自ら騎士を率いてサラディンの軍勢に立ち向かい、住民を守り通したのであった(自分は捕虜になっちゃったけどw)。
 その後、ボードワン4世はサラディンと和睦するが、間も無く病死。死の間際、ボードワン4世は軍事顧問のティベリアス(トリポリ伯レーモン3世)とバリアンに「妹とケコーンして国を継げ、ギーと忠誠を誓わない騎士は殺せ」と告げるが、「良心が咎めるw」と拒絶。結局、義弟のギーが国を継ぐが、国王が心配した通り彼はサラディンに対して宣戦布告してしまう。ルノー共々意気揚揚と出撃するギー。しかし、逃亡するサラディン軍を追いかけて砂漠を行軍する内に水の無い場所に追い込まれ、イスラム弓騎兵による集中砲火を受け、戦史にも希な大敗北を喫してしまった(ハッティンの戦い)。

 サラディンの大軍を迎え、絶望に包まれるエルサレム。しかしバリアンは屈せず、エルサレムの住民を鼓舞して三度に渡るサラディンの猛攻を凌ぎ、ついには和睦に持ち込む事に成功した。そしてバリアンは騎士の地位を捨てて国に帰り、シビラも王女の地位を捨ててそれに従い、二人は幸せに暮らしたのであった。めでたしめでたし。

 ……ぶっちゃけ、脚本に無駄が多い割りには肝心のストーリーに関しては言葉足らずで、ブツ切れな感じでした。テーマも散漫で、結局おめーはイスラム側なのか十字軍側なのか、はっきりせいやとリドリーを小一時間問い詰めたい気分に駆られました。

 まぁ、実際の歴史では国王ギーは穏健派でルノーの隊商襲撃を処罰したり、サラディンに釈放されるとキプロスに逃れて徹底抗戦したりと、一筋縄では行かない曲者だったし、サラディンはサラディンでエルサレムの住民を一旦捕虜とし、きっちり身代金を取り立てていた(身代金の払えない貧民は奴隷とした。但し、サラディンの弟のアル・アーディルに諌められ、奴隷を釈放した)りとこれまた強かだったし、そもそもエルサレム王国はエルサレムを明渡したけど王位自体はシビラの妹イザベル1世に引き継がれ、未だ命運を保って居たりととてもの事単純なテーマで割り切る事は不可能。そう云う意味で、ストーリーを不可解なまま観客に放り投げ、ひたすらリアル騎士の殴り合い投石器の打ち合いを描いたリドリーの手法は、決して間違いではないのかもしれない。

 但し、玉虫色の決着は同時に誤解の余地を残すのも確か。この「時代劇」を見て「十字軍は悪ニダ! 我がイスラムは謝罪と賠償(ry」みたいなアホな感想を持つバカが出てこない事を、切に祈るばかりである。

 小官的なお気に入りのシーンは、故郷フランスに帰って来たバリアンが英国の獅子心王リチャード1世と邂逅するシーン。作品的には心の平安を得たバリアンと欲望に塗れたリチャードを対比したかったのかもしれないが、個人的にはリチャードこそリドリーに映像化して貰いたいですな。クライマックスはアルスーフの戦い。サラディンを上手く誘導して熱砂の真っ只中に引きずり出し、イスラム騎兵の弓矢を騎士の壁で防ぎ、サラディン軍が疲れ切った辺りで「林檎を投げても落ちないような」密集隊形に依る騎兵襲撃で粉砕する辺りを、是非リドリー節で宜しくw
公式サイト:
『キングダム・オブ・ヘブン』

参考サイト:
KINGDOM OF HEAVEN まとめサイト@2ch
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